刈谷市の接骨院・整体なら
まつもと接骨院
まつもとカイロプラクティックオフィス
〒448-0805 愛知県刈谷市半城土中町2丁目3-10
(野田新町駅から徒歩15分 刈谷駅から車で10分・駐車場あり)
咽喉頭異常感症は「咽頭喉頭に異常な感じがある症状」を訴える症候群です。耳鼻咽喉科での検査の結果、異常が見られないのに喉が詰まる感じがする、イガイガ・ゴロゴロする、飲み込む動作をするときに詰まる気がする、何かが引っかかってる感じ、圧迫感など様々な症状を呈します。
特定の原因は分からないそうですが、不安、緊張感、疲弊などのストレスからくる自律神経の乱れも関係があると考えられています。これは自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になると、食道付近の筋肉が過剰に収縮して食道の内腔が細く締め付けられてしまうためです。
当院ではうつ状態の患者さんや心気症、心身症、自律神経失調症などの不調を訴える患者さんが多く来院していますので、咽頭喉頭異常感症(ヒステリー球)を発症されている方も多くみえます。
最近ではコロナ禍の影響で不安感や閉塞感からくる緊張で、上記の症状で来院される方も多くなりました。
当院では咽頭喉頭異常感症の方には身体呼吸療法にて自律神経の状態を整えることが一番良いと考えます。
当院の施術法(咽頭喉頭異常感症に対して)
当院では咽頭喉頭異常感症の方には身体呼吸療法にて自律神経の状態を整え、呼吸や頭部の緊張を和らげるよう施術を進めていきます。
上記傷病を訴える患者さんでは、頭部・顔面部の緊張も強く、側頭筋、咬筋、後頭下筋群の筋緊張が起こり、肩こりや頭痛、めまいなどの症状を併発していることも多いです。その他、不眠や夜間の中途覚醒もあります。
これらの症状を緩解するためには、横隔膜呼吸を促し胸郭を拡大し、酸素の取入れをスムーズにすることで副交感神経優位(リラックスしている)の状態に身体を導いていきます。
背術指針として①胸郭の拡大及び肋骨周囲の動きの緩和動作②頸椎の調整③上部胸椎の調整④腹部の緊張状態を解消、⑤頭蓋調整など。①~⑤の調整をしながら、その時の患者さんの状態にあった施術法を選択していきます。
上記のセルフケアも簡単のようで難しいこともあります。焦らなくていいので、ゆっくり試してみて下さい。身体に器質的な異常はありませんので、喉の違和感等はしばらくは続きますが安心してケアをしていただければと思います。
36歳、男性・職業エンジニア 3か月前より喉の違和感を感じ始める、耳鼻咽喉科及び総合病院で呼吸器内科にて診察を受けるも喉部位に異常は見られないとの診断。安定剤を処方される。
1ヵ月経過後、症状の改善がみられないため当院受診。
症状:喉の違和感、つまり感が強く、食事は十分にとれるが、食事後に胸の前(胸骨周囲に)ムカムカする感じあり。睡眠も寝つきが悪く、週に3回ほど早朝に覚醒すると眠れなくなる。
ややは細めの体系で、精神的に疲労しやすいタイプに診れる。言葉ひとつひとつが丁寧で、人に気を使ってしまう感じが随所にみられる。呼吸状態浅く疲れが取れにくいと問診にて聞いた。
身体状態:後頚下筋の緊張が強く、顎を引いている姿勢が特徴的。甲状軟骨(喉ぼとけ)周囲の筋肉の緊張、顎舌骨筋、顎二腹筋、胸鎖乳突筋などの頸部前面の筋緊張があり、呼吸も浅く胸郭の動きも少ない。脊椎においては第3.4頸椎周部の機能障害、上部胸椎の機能障害がみられる。大胸筋、小胸筋の緊張など。
施術:第一段階として、胸郭の拡張と動きの改善を考え肋骨及び胸椎の調整を行った。
第二段階として、横隔膜の緊張緩和のマニプレーション(施術)
第三段階として、頸椎周部の筋緊張の緩和操作、最後に頭蓋調整をして施術を進めていった。
1週間おきの施術を3か月進めた後、睡眠時間も増え、肩こりや頭痛は改善。喉の詰まる感じやイガイガ感は最初は症状スケールで喉の違和感10→4へ軽減。
施術後1ヵ月が過ぎたころ、患者さんより家庭及び仕事でのストレスが多く、ついつい考え事をしてしまうとのことで相談を受けた。私はカウンセリングは出来ないが、経験上の話を患者さまと雑談。次の施術の時には睡眠の質や、喉の状態も快方に向かう兆しが見え始めた。
今の世の中、ストレスになることが多く、真面目で良い人ばかりが身体を壊してしまう感じがする。早くコロ ナが収束し、世の中が欲ばかりを考えず、落ち着いた日々が取り戻せることを切に願う。
追伸:患者さんは4か月を過ぎたころ、喉の違和感は消失しました。現在は月に一度のメンテナンス中です。(少し時間が掛かりましたが、良くなっていただき感謝です)